子どもの口ポカン・口呼吸
テレビを見ているときや寝ているときに、お口が開いたままになっていないか見てみてください
口呼吸とは
鼻の代わりに口で息をしている状態を、口呼吸といいます。
ふだんは鼻で息をして、お口を閉じているのが自然な状態です。お口がぽかんと開いていると、そのぶん口で息をしている時間が長くなっていることがあります。
当院では、お口が閉じにくい理由を確かめるところから始めています。


ご家庭で気づける様子
日中と寝ているときのことを思い出しながら、当てはまるものがないか見てください。
口ポカン・口呼吸のチェック
- 気づくと、お口が開いている
- 口を開けて寝ている
- いびきをかく・寝相が悪い
- くちびるが乾いている・荒れやすい
- 上くちびるが富士山のような形をしている
- ごはんを食べるとき、音が出る・こぼれる
- 鼻がつまりやすい・鼻をよくさわる
- 風邪をひきやすい・のどをよく痛める
- 姿勢が崩れやすい・あごが前に出る
- 滑舌が気になる・さ行やた行が言いにくい
当てはまるものがあって気になるときは、ご相談ください。
口が開く理由
原因はお子さんによって違い、いくつかが重なっていることもあります。

鼻が通りにくい
アレルギー性鼻炎や扁桃の大きさなどで鼻が通りにくいと、口で息をするほうがラクになることがあります。その場合は、耳鼻咽喉科の受診もおすすめしています。

お口まわりの筋肉
くちびるやほおの筋肉の力がまだ弱いと、お口を閉じ続けるだけで疲れてしまうことがあります。

舌の位置
安静時の舌は、上あごにぴたりとついているのが本来の位置といわれています。舌が下がっていると、お口は開きやすくなります。

食べ方・飲み込み方
丸のみや、舌で押し出すような飲み込み方が続くと、お口まわりの筋肉の使い方が身につきにくいことがあります。

姿勢
猫背や、あごが前に出た姿勢のときは、お口が開きやすくなるといわれています。

くせ
指しゃぶりや爪かみが続いていたり、おしゃぶりを長く使っていたりすると、お口の形や舌の位置に影響することがあります。

歯ならび・あごの成長
口で息をしていると、舌が上あごを押し広げる力がはたらきにくくなるため、あごの成長や歯ならびに関わるといわれています。

むし歯・歯ぐき
お口が乾いてだ液が行きわたりにくくなるので、むし歯や歯ぐきの炎症が起きやすくなることがあります。

のど・風邪
鼻を通らずに空気が直接のどに入るため、のどを痛めやすくなるといわれています。

眠りの質
いびきをかいたり寝苦しくなったりすることがあり、日中の集中しにくさにつながる場合もあります。

あごや鼻まわりの発達
口呼吸が続くと、あごや鼻まわりの発達や姿勢にも関わると考えられています。

発音
舌の位置やくちびるの使い方によっては、発音がしにくくなることがあります。
※口呼吸があるお子さんに、これらが必ず起こるわけではありません。状態や経過はお子さんによって違いますので、気になる点は診察のうえでご説明します。
相談を始める時期
歯が生える前からご相談いただけます。飲み込み方やお口の使い方は、生まれてすぐから少しずつ身についていくもので、歯ならびやお顔の成長とも関わると考えられています。
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口ポカンの相談から練習までの流れ
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お話をうかがいます
気になっていることと、それがいつごろからか、ご家庭でのごはんや眠りの様子をうかがいます。
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お口の状態を見せていただきます
くちびるや舌の動き、あごや歯ならびなどを見て、お口がどのくらい閉じやすいかを確かめます。
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いまの状態をご説明します
どこがこれから発達していくところなのかをお伝えします。
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お口のトレーニング(MFT)を始めます
お子さんが遊びの感覚で続けられる形にしてお渡ししますので、ご家庭で毎日少しずつ続けてください。
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月1回の通院で変化を確かめます
練習を続けられているか、お口の様子がどう変わってきたかを確認します。あごの成長に合わせた矯正が必要かどうかも、このときに見ていきます。
口を閉じやすくするために家でできること

鼻の通りと姿勢を見る
「お口を閉じて」と声をかける前に、鼻がつまっていないか、姿勢が崩れていないかを見てあげてください。

歯ごたえのあるおかずを増やす
やわらかいものばかりだと、噛む力が育ちにくいことがあります。歯ごたえのあるものを、少しずつ献立に加えてみてください。

食事のときの姿勢
足がぶらぶらしていると、噛む力が入りにくいといわれています。足の裏が床か足台につく高さに、椅子を合わせてあげてください。
よくあるご質問
まだ歯が生えていませんが、相談できますか?
はい、ご相談いただけます。
鼻づまりがあります。歯医者でいいのでしょうか?
はい、ご相談ください。当院では舌の位置や歯ならびなど、お口の側から見ていきます。鼻の通りが原因になっていそうなときは、耳鼻咽喉科の受診もおすすめしています。
すぐに矯正をすすめられますか?
いいえ、最初は状態を見てご説明するところからです。お口のトレーニングから始めることが多く、矯正が必要かどうかは、あごの成長を見ながら判断します。
子どもが歯医者を怖がります。
怖がって難しそうなときは、診察台に座れたところやお口を開けられたところで、その日は終わりにします。慣れるまでに何回か通っていただくお子さんもいます。
どのくらいの期間かかりますか?
お口の発達には個人差があるため、期間をお約束することはできません。月に1回のペースで、変化を見ながら進めていきます。
あわせてご覧ください
このページは、一般的な情報をご紹介するものです。お口の状態には個人差があり、書かれていることがすべての方に当てはまるわけではありません。気になる点がありましたら、歯科医師にご相談ください。
掲載している写真には、イメージ写真を含みます。症状の説明に使っている写真は、実際の患者さんではありません。
医療法人社団愛北 オーク歯科クリニック(北海道釧路市昭和中央4丁目18-1 イオンモール釧路昭和店1F)


