子どもの舌の位置が気になる|低位舌と歯ならび

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TONGUE POSITION

子どもの舌の位置

舌がふだん上あごについているかどうかを診ています

SPOT

口を閉じているときの舌の位置

口の中のことなので外からは見えにくいのですが、歯ならびや口の閉じやすさと関わっています。

上の前歯の少し後ろに、ぽこっとしたふくらみがあります。この場所は「スポット」と呼ばれていて、口を閉じてリラックスしているときは、舌先がここに軽く触れ、舌全体が上あごに吸いつくようについているのが自然な状態だといわれています。

舌が上あごを内側から押し広げる力には、あごの成長を助けるはたらきがあると考えられています。舌が下がったままだと、この力がかかりにくくなることがあります。

舌を出している子ども
舌が下がっている状態を「低位舌」といいます

お口が開きやすくなる

舌が下にあると下あごも下がりやすく、お口が開いたままになりやすいといわれています。

あごが狭くなることがある

上あごを内側から支える力が弱まり、歯が並ぶ場所が足りなくなることがあります。

飲み込み方への影響

舌を前や横に押し出すような飲み込み方になることがあり、その力で歯が押されてしまう場合もあります。

発音のしにくさ

さ行・た行・ら行など、舌先を使う音が出しにくくなることがあります。

いびき・寝苦しさ

あお向けで寝ると舌がのどのほうへ落ち込みやすく、空気の通り道が狭くなりやすいといわれています。

姿勢との関わり

舌の位置は、頭の位置や姿勢とも関係していると考えられています。

CHECK

家で気づきやすい舌のくせ

テレビを見ているときなど、お子さんがリラックスしているときに、そっと見てみてください。

舌のチェック

  • お口を開けたとき、舌が下の歯の裏にべったりついている
  • 気づくと、舌が下くちびるの上に出ている
  • 飲み込むとき、あごや口もとに力が入る
  • 飲み込むとき、舌が前に出てくる
  • 上の前歯が前に出ている・前歯がかみ合わない
  • さ行・た行・ら行が言いにくい
  • お口がぽかんと開いている
  • いびきをかく・寝相が悪い

舌の使い方は、練習で変わっていくことがあります。あてはまるものがあれば、一度お口を見せてください。

FRENUM

舌小帯と保険診療

舌の裏側にあるすじを舌小帯(ぜっしょうたい)といいます。これが短いと舌が上あごまで届きにくくなり、赤ちゃんでは母乳やミルクの飲み方に、年齢が上がると発音や食べ方に影響することがあります。

ただ、短く見えても、様子を見てよい場合も多くあります。当院では長さだけで決めずに、月齢に合った動きができているか、飲み方や発音に困っていないかを確かめたうえで、気になる点があればお話ししています。

口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)

食べたり話したりするときのお口のはたらきや、呼吸のしかたが、年齢に比べて十分に発達していない状態を指す病名で、2018年から歯科の保険診療で診られるようになりました。

むし歯と違って痛みが出ないので、ご家庭では気づかないまま過ぎてしまうことも少なくありません。お子さんはまだ成長の途中にあるので、舌やくちびるの使い方の練習(MFT)を始めやすい時期でもあります。

対象になる年齢や通院の間隔など、保険で診る場合の決まりは保険と自費の考え方のページにまとめています。お子さんの状態によっては保険の対象にならないこともあるので、検査をしたうえでご説明します。

WHEN

0歳のお子さんの舌も見ています

舌の位置や舌小帯のことは、歯が生える前からご相談いただけます。お口の使い方は、生まれてすぐの授乳のころから毎日少しずつ身についていき、歯ならびや口呼吸とも関わると考えられています。早いうちから見ておくことをおすすめしています。

「まだ小さいから早いかな」と迷われているときも、気になったらご相談ください。

乳児教室|毎月・参加費無料・各回5組歯が生える前に、いちど歯医者へ

0歳〜1歳半のお子さんと保護者の方を対象に、寝返りやうつ伏せ、ハイハイといった赤ちゃんの動きを講師と一緒にたどる「WARAリズム®」の体験会を、毎月1回開いています。講師は、歯科衛生士の水上志帆と副理事の柏尾円華が務めます。

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FLOW

舌の診察と練習の進め方

  1. 舌の動きを確かめます

    舌が上や左右にどのくらい動くか、飲み込むときにどう動くかを見て、写真や動画で記録します。記録を残しておくと、あとで経過を比べられます。

  2. 記録を見ながらご説明します

    どこまでできていて、何から練習を始めるとよいかをお伝えします。

  3. 家でする練習のやり方をお伝えします

    スポットに舌をつける、舌を鳴らすといった練習を診療室でやってみて、やり方を覚えて帰っていただきます。お子さんが遊びのつもりで続けられるものを選びます。

  4. 通院は月1回です

    練習を続けられているか、舌の動きが変わってきたかを見ていきます。

AT HOME

家でできる舌の練習

スポットに舌先をつける

上の前歯の後ろのふくらみに、舌先をちょんとつけます。1日に何回か、思い出したときにやってみてください。

舌を鳴らす

舌を上あごにぴたっと吸いつけてから離して、「ポンッ」と音を鳴らす遊びです。上あごに舌をつける動きの練習になります。

噛む回数を増やす

噛んでいるあいだ、舌は食べ物を歯の上に運ぶ役目をしています。噛む回数が増えれば、そのぶん舌もよく動きます。

Q&A

よくあるご質問

何歳から相談できますか?

赤ちゃんのうちからご相談いただけます。0歳〜1歳半のお子さんは、毎月の乳児教室(参加費無料)から始めていただくこともできます。

舌小帯を切ったほうがいいと言われました。

切る必要があるかどうかは、舌の動きや飲み方の様子を確かめてから判断しますので、一度お口を見せてください。

練習はどのくらい続けますか?

お子さんによって差があるので、期間を先にお約束することはできません。月に1回お会いして、変化を見ながら決めていきます。

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あわせてご覧ください

このページは、一般的な情報をご紹介するものです。お口の状態には個人差があり、書かれていることがすべての方に当てはまるわけではありません。気になる点がありましたら、歯科医師にご相談ください。
掲載している写真には、イメージ写真を含みます。症状の説明に使っている写真は、実際の患者さんではありません。
医療法人社団愛北 オーク歯科クリニック(北海道釧路市昭和中央4丁目18-1 イオンモール釧路昭和店1F)

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