保険と自費
保険が使える範囲と、矯正が自費になる理由
保険か自費かのご説明
治療が始まってから費用のことで戸惑われないように、先にご説明しています。
歯科の診療には、公的医療保険で行う部分と、保険の外で行う部分があります。むし歯の治療や、お口の機能の発達を診る診療の多くは保険で行えますが、矯正のように保険の対象になっていないものもあります。
「これは保険ですか」と聞いていただければ、その場でお答えします。聞きにくいことかと思いますが、先に尋ねていただいたほうが、私たちも説明がしやすくなります。

実際に保険が使えるかどうかは、診察のうえでご案内します。
※矯正の装置ごとの費用とお支払いの方法は、「矯正の費用一覧」のページに載せています。
処置ごとの保険と自費の違い
同じ処置でも、条件によって保険になるときと自費になるときがあります。
| 保険で行えること | 自費になること |
|---|---|
| むし歯や歯ぐきの炎症の検査と治療 削って詰める処置や神経の処置などを、保険で認められている材料で行います。乳歯のかぶせものも保険の範囲です。 |
保険で扱えない材料を選ぶとき 見た目や材質にこだわった詰めもの・かぶせものをご希望の場合です。 |
| よごれや歯石を取る処置と、みがき方の練習 治療や管理として必要と判断される場合に行います。 |
よごれや歯石を取る処置と、みがき方の練習 ご希望で行う場合です。 |
| 口腔機能発達不全症の検査・ご説明・トレーニング 18歳未満のお子さんが対象で、月に1回行えます。 |
診断の基準に当てはまらないときのMFT 気になる点はあるけれど基準には届かない場合です。 |
| 奥歯の溝を埋める処置やフッ化物を塗る処置 年齢やむし歯のできやすさに決まりがあり、当てはまる場合に行えます。 |
奥歯の溝を埋める処置やフッ化物を塗る処置 予防のためにご希望いただく場合です。 |
| 国が定めた病気や状態に関係する矯正 生まれつきの病気に関係する咬み合わせの異常など、限られた場合です。 |
一般的な小児矯正 ネオキャップ・ビムラー、プレオルソ、インビザライン・ファーストは、こちらにあたります。 |
| けがをしたときの処置 ぶつけて歯が欠けたり、ぐらついたりした場合です。 |
スポーツで使うマウスガードの製作 けがを防ぐための装置は、保険の対象に含まれていません。 |
※保険の決まりは全国共通ですが、当てはまるかどうかはお口の状態で変わります。
口腔機能発達不全症の保険診療
2018年から、歯科の保険で診られるようになりました。
食べるのに時間がかかる、気がつくといつも口が開いているといったことは、むし歯のように目で見て分かるものではないため、これまで歯科では扱いにくいものでした。今では、こうした状態が「口腔機能発達不全症」と診断されることがあり、診断がつけばお口の使い方の練習も保険で行えます。
保険適用保険診療の対象と通い方
- 決められた項目のうち、いくつに当てはまるかで診断します
- 対象は18歳未満のお子さんです
- 月に1回、検査をしてご説明し、トレーニングを行います
- 食べることや話すことなど、お口の機能の練習を、時間をかけて続けていきます
※お子さんの状態によっては保険の対象とならないことがあります。検査のうえでご説明しますので、まずご相談ください。
歯科医師が検査の結果を見て計画を立て、トレーニングは歯科衛生士が担当します。毎月の来院では、おうちでの様子をうかがってできるようになったことを確かめ、次の1か月で取り組むことを決めていきます。歯科衛生士は7名いますが、できるだけ同じスタッフが続けて担当するようにしています。
気になる点があっても、診断の基準には当てはまらないこともあります。その場合の進め方は、検査のあとでご相談して決めます。今は急がなくてよいと判断したときは、その旨をお伝えします。
鼻がつまって口が開いてしまう場合は、耳鼻咽喉科でのご相談が先になることがあります。ことばの発達が気になるときは、言語聴覚士がいる相談先をおすすめすることもあります。
医療費助成と医療費控除
どちらも、ご家庭での手続きが必要な制度です。
お子さんの保険診療には、市町村が窓口での負担を助成する制度があります。釧路市では「子ども医療費助成制度」といい、0歳から18歳になって最初の3月31日までのお子さんが対象で、所得制限はありません。2024年11月からは高校生の年代の通院も対象になり、保険診療の窓口での負担はかかりません。ほかの市町村にお住まいの場合は、対象や条件が違うので、お住まいの自治体の窓口でご確認ください。受給者証をお持ちの場合は、マイナ保険証か資格確認書とあわせて受付でお出しください。
助成は保険診療だけが対象で、自費の矯正には使えません。矯正の費用も助成されると思っていた、というお話をときどきうかがいますので、ご注意ください。
自費の矯正と医療費控除
歯ならびや咬み合わせを整える矯正は、発育の段階にあるお子さんの成長を妨げないために必要と認められる場合、自費であっても医療費控除の対象になることがあります。領収書は年ごとにまとめて保管し、通院の交通費も記録しておいてください。
控除の対象になるかどうかは税務署が判断するため、当院から「対象になります」とは申し上げられません。必要な書類のご用意はお手伝いします。
※制度の内容は変わることがあります。最新の条件は、釧路市のホームページか市役所の医療年金課でご確認ください。
矯正が自費になる理由と進め方
ネオキャップ・ビムラーなどを使う一般的な小児矯正は、自費でお受けいただくことになります。

保険の対象外になる理由
公的医療保険は病気やけがの治療を対象にしていて、歯ならびを整える治療は、一部の例外を除いてこの範囲に入っていません。

装置と始める時期
装置の種類と始める時期は、お子さんの状態とご家庭のご希望をうかがいながら決めます。どこまで整えるかも、ご相談しながら考えていきます。

年単位の治療
小児の矯正は、あごの成長を見ながら何年かかけて進めるので、費用も治療の期間全体でお考えください。
ご相談のあと、当院から「今は経過を見て、必要になったら改めて考えましょう」とお伝えすることもあります。
健康保険が使える矯正は限られています。ひとつは、国が定めた生まれつきの病気に関係する咬み合わせの異常です。前歯や小臼歯の永久歯が3本以上生えてこず、歯ぐきを開いて歯を出す手術が必要な場合や、あごの骨の手術をともなう治療も対象になります。当てはまるかどうかは、検査のうえで判断します。
こうした保険の矯正は、国の基準を満たして届け出をした医療機関で行う決まりになっています。
当院は、保険が使える矯正に必要な施設基準を満たしています。対象になりそうなときはその場でご説明し、保険で進められるかをお伝えします。
保険で行える治療を自費でお引き受けすることがないように、自費の矯正をご提案する前に、保険の対象になるかどうかを確かめています。
ご相談から治療を決めるまでの流れ
その日のうちにお返事をいただく必要はありません。
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ご相談
気になっていることをうかがって、お口の中を見せていただきます。今の状態と、急いだほうがよいかどうかをお伝えします。この日に治療を始めることはありません。
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検査とご説明
必要に応じてレントゲンを撮り、お口の中の写真や歯型もとって調べます。当院ではCTとセファロ(あごや頭の骨を決まった角度で撮るレントゲン)で、あごの成長や歯の位置を確かめています。
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方法と費用のご案内
保険で行えることと自費になることを分けてお伝えします。自費の治療をご提案するときは、始める前に内容と費用をご説明します。
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お返事
ご家族で話し合ってからお返事ください。治療をしないことにしても、始める時期をずらしてもかまいません。
当院では、2018年9月から2023年8月までに、500名以上の方から矯正のご相談をお受けしました。相談だけで終わった方もいらっしゃいますので、迷っている段階でもお越しください。
自費のご案内で確かめておきたいこと
- どこまでが保険で、どこからが自費になっているか
- 自費の部分は、最後までいくらになるのか
- 支払いはいつ、何回に分けて必要になるのか
- 装置を壊したり、なくしたりしたときに費用がかかるか
- 途中でやめることになったら、費用はどう扱われるか
- 治療が終わってから歯が後戻りしたときの対応
- 通院はどのくらいの間隔で、いつまで続くのか
- ほかの方法を選んだ場合と、何がどう違うのか
どれも、当院からご説明するようにしています。足りないと感じたら、遠慮なくお尋ねください。
よくいただくご質問
受診の日は何を持っていけばいいですか
マイナ保険証か資格確認書と、医療費助成の受給者証をお持ちでしたら、あわせてお出しください。母子健康手帳もお持ちいただくと、これまでの経過が分かります。
相談に行くと、自費の治療をすすめられませんか
ご相談だけで終えていただいてかまいません。保険でできることがあるときは、先にそちらをご案内します。治療の必要がないと判断したときも、その旨をお伝えします。
途中で保険から自費に変わることはありますか
治療の内容が変わると、自費になることがあります。その場合は、変わる前にご説明し、ご同意をいただいてから進めます。気づかないうちに自費に変わっていた、ということがないようにしています。
ごきょうだいで通うと、費用はどうなりますか
保険診療の費用は、お子さんごとに計算します。自費の矯正も、状態がお子さんによって違うので、別々にご案内します。
支払い方法は選べますか
はい、現金・銀行振込・クレジットカード(自費診療のみ、VISA/JCB/Mastercardなど)・デンタルローンからお選びいただけます。自費の矯正は、月々5,900円〜(軽度の症例・デンタルローン84回払いの場合)の分割払いにも対応しています。
※ご不明な点はお電話(050-1792-9421)でもおたずねいただけます。ご予約はWEBからも承っています。
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※インビザライン・ファーストで使うマウスピース型矯正装置は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医療機器です。アライン・テクノロジー社の製品で、インビザライン・ジャパン株式会社を通じて入手しています。国内にも、マウスピース型矯正装置として薬機法の承認を受けたものが複数あります。諸外国では、1998年に米国食品医薬品局(FDA)から医療機器として販売の許可を受けています。これまでに重大な副作用の報告はありません。
このページは、一般的な情報をご紹介するものです。お口の状態には個人差があり、書かれていることがすべての方に当てはまるわけではありません。気になる点がありましたら、歯科医師にご相談ください。
掲載している写真には、イメージ写真を含みます。症状の説明に使っている写真は、実際の患者さんではありません。
医療法人社団愛北 オーク歯科クリニック(北海道釧路市昭和中央4丁目18-1 イオンモール釧路昭和店1F)


