マタニティ歯科|妊娠中の治療と生まれる前からの予防

平日 9:00-12:30/14:00-17:30土曜 9:00-17:00 休診:日曜・祝日

MATERNITY

マタニティ診療

妊娠中のお口のケアと、赤ちゃんが生まれてからの準備

WHY

妊娠中に歯ぐきが腫れやすくなる理由

妊娠すると、女性ホルモンの分泌が大きく増えます。このホルモンは、歯ぐきのまわりの細菌の一部が好んで利用するといわれていて、歯みがきのやり方は変わっていないのに歯ぐきが腫れたり、みがくと血がにじんだりすることがあります。

こうした変化の多くは、手入れを続けていれば産後に治まると考えられています。ただ、腫れや出血をそのままにすると進んでしまうこともあります。妊娠中は、治療が必要かどうかにかかわらず、一度お口の状態を確かめて、手入れのしかたを整えておいていただきたい時期です。

CHECK

妊娠中のお口に起こりやすいこと

妊娠性歯肉炎

歯ぐきが腫れやすくなり、みがくと血が出ることがあります。強い痛みが出にくいので気づきにくいのですが、ていねいな手入れと歯石除去で治まることが多いです。

つわりで手入れがしにくい

歯ブラシを口に入れるだけで気持ち悪くなる方もいます。いつも通りにみがこうと無理をするより、みがける時間帯に、できる方法で続けるほうが、お口をよい状態に保ちやすくなります。

食べ方と間食の変化

少しずつ何度も食べたり、寝る前に何か口にしたりすることが増えますし、酸味のあるものが欲しくなる方もいます。妊娠中には自然なことですが、そのぶん歯が酸にさらされる時間は長くなります。

CARE

つわりでみがけないときの工夫

やり方を少し変えると続けられることがあります。

吐き気の原因に合わせたみがき方

歯ブラシが奥に当たる、においがつらいなど、気持ち悪くなる原因は人によって違います。

うまくいったやり方は、書きとめておくと役に立ちます。つわりの波はぶり返すことがありますし、同じ工夫が産後の慌ただしい時期にも使えることがあります。

つわりの時期に試していただきたいこと

  • 歯ブラシは小さめのヘッドにして、奥まで入れすぎない
  • 顔を下に向け、唾液がのどに流れないようにしてみがく
  • においや泡立ちがつらければ、歯みがき剤をいったん使わない
  • 体調のいい時間帯に、一日一回はていねいにみがく
  • 無理な日は、水やうがい薬でゆすぐだけにする
  • すぐにみがけないときは、まず水でうがいをする
  • フロスは、みがけた日に一か所からでも通す

その日の体調に合わせて、できるものから試してみてください。

※吐いたあとのお口は酸性に傾くことがあります。その状態で強くみがくと歯の表面を傷めることがあるといわれているため、まずうがいをおすすめします。

FLOW

妊娠中から産後までの受診の目安

体調の安定している時期を選んでいただくのが基本ですが、痛みがあるときはどの時期でもご相談ください。

  1. 妊娠がわかったとき

    妊娠がわかったら、一度ご連絡ください。処置はせずに、お口を見せていただいて状態をお伝えするだけの日もありますが、早めに見ておくと、安定期に何をするかを決めやすくなります。すでに痛みや腫れがあるときは、安定期を待たずにお知らせください。

  2. 安定期(妊娠5〜7か月ごろ)

    おおよそ妊娠5か月から7か月ごろは、体調が安定し、おなかの張りも出にくい時期といわれています。長く仰向けの姿勢をとってもまだつらくない頃なので、気になるところは安定期が終わるまでにご相談いただくと、治療の進め方を選びやすくなります。妊娠初期と後期は応急処置が中心になり、中期(5〜7か月ごろ)はほとんどの治療をお受けいただけます。

  3. 妊娠後期

    おなかが大きくなると、長く仰向けでいるのがつらくなります。そのため、体を起こす角度や診療時間の長さを調整することがあります。途中で体勢を変えることもできますので、つらいときは我慢せずにお伝えください。

  4. 産後

    産後は、赤ちゃんを連れてお越しいただけます。診療室はすべて個室で、ベビーカーのまま入れます。

保険適用保険診療の対象と通い方

  • むし歯や歯周病の検査と治療は、歯石取りも含めて健康保険の対象です。
  • お住まいの自治体の妊婦歯科健康診査の受診券を当院でお使いいただけるかどうかは、お問い合わせいただければお調べします。

※お子さんの状態によっては保険の対象とならないことがあります。検査のうえでご説明しますので、まずご相談ください。

WEBかお電話(050-1792-9421)でご予約いただく際に、妊娠中であることと、およその週数をお伝えください。それに合わせて、当日の進め方を考えておきます。

SAFETY

妊娠中のレントゲン・麻酔・お薬について

妊娠中でも、必要なときにはレントゲンや麻酔を使うことがありますが、避けたほうがよい時期や処置もあります。

妊娠中の受診をためらう理由として、レントゲンと麻酔のことをよくうかがいます。

ご心配の多いこと 一般に言われている考え方
レントゲン(エックス線撮影) 歯科のエックス線撮影は写す範囲がお口のまわりに限られ、防護用のエプロンを使います。一般に、この撮影でおなかが受ける量はごく少ないとされていますが、妊娠中の撮影については週数や体調に応じてご相談しながら決めます。
歯科用CTは一枚の撮影より写す範囲が広くなるため、必要かどうかをより慎重に判断します。
局所麻酔 歯科で使う局所麻酔は、一回に使う量が限られています。一般には、痛みを我慢して処置を受けるより、麻酔を使って短時間で終えるほうが体の負担は少ないと考えられています。
ご不安があれば、処置の前にお聞かせください。
お薬 妊娠の時期によって、選べるお薬は変わります。市販の痛み止めを自己判断で飲まず、歯科と産婦人科にご相談ください。
治療そのもの 痛みや腫れをそのままにするほうが体にこたえることもあります。妊娠中は応急的な処置で症状を治めておき、本格的な治療は産後に行うこともできます。

妊娠の経過は人によって違いますので、当院で実際にどう進めるかは、週数や体調をうかがい、お口を拝見したうえでご説明します。レントゲン撮影・局所麻酔・お薬についても、必要かどうかを一つずつご相談して決めています。

※産婦人科から指示が出ている場合は、その内容を優先します。

食器の共有とむし歯菌について

赤ちゃんにむし歯菌をうつさないように、スプーンやお箸は大人と分けたほうがよいと、長く言われてきました。

この点について、日本口腔衛生学会は2023年に見解を出しています。むし歯の原因となる細菌が、家族とのふれあいのなかで子どものお口に入ることは避けきれず、食器を分けるだけでは防げない、という内容です。学会は、細菌が働きにくいお口の環境をつくることが大切だとしています。

ご家庭でできることとしては、砂糖を含むものをだらだら口にしないことと、年齢に合った量のフッ化物入り歯みがき剤を使うことがあります。細菌が入ること自体は避けきれないので、ご家族がご自身のお口を整えておくことが役に立ちます。

※日本口腔衛生学会が2023年に公表した、乳幼児期の食器の共有についての見解にもとづいています。

NEXT

0歳からの予防と乳児教室

赤ちゃんの歯が生えてくる前から、ご相談いただけます。

赤ちゃんの歯が生えはじめるのは平均して生後8〜9か月ごろですが(日本小児歯科学会の2019年の調査による)、歯のもとはおなかの中にいるうちからつくられています。生まれてから数年のうちに歯が並び、あごも育っていきます。呼吸のしかたや食べ方の癖も、このころに身についていきます。

当院は0歳からの予防に力を入れていますので、最初の歯が生えたら一度見せてください。月齢に合った歯みがき剤の量や、お口がぽかんと開いていないかの見方などをお伝えします。

時期 フッ化物の濃度 つける量の目安
歯が生えてから2歳 900〜1,000ppmF 米粒ほど
3歳から5歳 900〜1,000ppmF グリーンピースほど
6歳から 1,400〜1,500ppmF 1.5〜2cm

※4学会合同「フッ化物配合歯磨剤の使用方法」(2023年1月1日)による目安です。

0歳から1歳半のお子さんとご家族に向けて、乳児教室(WARAリズム®体験会)を毎月1回開いています。参加費は無料で、定員は5組です。妊娠中の方が見学としてご参加いただけるかどうかは、お電話でおたずねください。

乳児教室|毎月・参加費無料・各回5組歯が生える前に、いちど歯医者へ

0歳〜1歳半のお子さんと保護者の方を対象に、寝返りやうつ伏せ、ハイハイといった赤ちゃんの動きを講師と一緒にたどる「WARAリズム®」の体験会を、毎月1回開いています。講師は、歯科衛生士の水上志帆と副理事の柏尾円華が務めます。

日程を見る ›

Q&A

よくいただくご質問

妊娠中でも歯科の治療は受けられますか。

一般に、体調が安定している時期であれば、多くの処置は妊娠中でも受けられるとされています。当院では、はじめに妊娠週数と体調をうかがい、産婦人科から指示が出ていればその内容も確かめたうえで、進め方をご相談します。

歯ぐきから血が出ます。みがくのをやめたほうがいいですか。

多くの場合は、腫れている歯ぐきに歯ブラシが触れて出血しています。やめずに、やわらかめの歯ブラシで痛くない範囲でみがき続けてください。腫れが強いときは早めにご相談ください。

つわりがひどくて通えません。

つわりがつらいうちは、無理にお越しにならなくても構いません。痛みや腫れが続くときは早めにお知らせください。お電話でご相談いただければ、来院の時期やそれまでの過ごし方をご案内します。

生まれてくる子の歯ならびのために、今からできることはありますか。

おなかにいるうちにできることは多くありませんが、生まれてすぐの抱っこや授乳の姿勢は、出産前に知っておくことができます。› 0歳のページでご案内しています。

RELATED

あわせてご覧ください

このページは、一般的な情報をご紹介するものです。お口の状態には個人差があり、書かれていることがすべての方に当てはまるわけではありません。気になる点がありましたら、歯科医師にご相談ください。
掲載している写真には、イメージ写真を含みます。症状の説明に使っている写真は、実際の患者さんではありません。
医療法人社団愛北 オーク歯科クリニック(北海道釧路市昭和中央4丁目18-1 イオンモール釧路昭和店1F)

ご予約・ご相談

妊娠中のお口のことで気になることがあれば、お電話かWEB予約からご相談ください。

上部へスクロール