子どもの発音・話し方
さ行やた行が言いにくいときのご相談
発音に関わる舌とくちびるの動き
ことばの音は、舌やくちびるの動かし方と、息の出し方を組み合わせて作られています。
そのため、舌の位置やお口まわりの筋肉の発達が、発音のしやすさと関わることがあります。歯ならびも関係していて、たとえば前歯がかみ合っていないと、さ行を言うときに息がもれやすくなることがあります。
ただ、発音は成長につれて自然に言えるようになる音も多いので、年齢によっては、まだ出せない音があるのもふつうのことです。

早い時期に出やすい音
ぱ・ば・ま行、た・だ・な行など、くちびるや舌先を使う比較的やさしい音から出てきます。

少しあとに出てくる音
か・が行やは行などは、舌の奥の動きや息の流し方が必要なので、出せるようになるまで時間がかかることがあります。

最後まで残りやすい音
ら行・さ行・「つ」は、就学前後まで言いにくいままのこともあり、経過を見ることが多い音です。
※個人差がありますので、目安としてご覧ください。
会話の中で気づきやすいこと
話し方のチェック
- さ行が「しゃ行」のように聞こえる
- た行が「か行」に置きかわる
- ら行が言いにくい
- 話すときに舌が前に出る
- 口もとに力が入る・息がもれる
- 家族以外に聞き取ってもらいにくい
- 本人が気にしている・言い直しを嫌がる
- 前歯がかみ合っていない
あてはまるものがあるときや、小学校への入学が近いときは、一度ご相談ください。
相談するかどうかの目安

様子を見てよいことが多い
出せる音が年齢に合わせて増えていて、出ない音が一部だけの場合です。本人が気にしていなければ、ことばの発達とともに整っていくことがあります。

ご相談ください
年齢が上がっても出せる音が増えない場合や、家族以外には伝わりにくい場合です。本人が話すのを避けているときや、前歯のかみ合わせに気になるところがあるときも、一度見せてください。
発音について歯科で見られる範囲
当院では、舌やくちびるの使い方と、歯ならびやかみ合わせを見ています。舌が上にあがりにくい、前歯がかみ合っていないなど、発音のしにくさにつながりそうなところが見つかれば、舌の練習などで対応できます。
ことばそのものの発達は言語聴覚士や小児科、聞こえのことは耳鼻咽喉科が専門です。そちらで相談したほうがよいと思われるときは、そうお伝えします。
家での話しかけ方と食事
ご家族には、とくに言い直しをさせないようにお願いしています。

言い直しをさせない
「ちがうよ、さかな」と直すより、大人が正しい音でもう一度言ってあげるほうが、本人が気にせずに済みます。

ゆっくり向き合って話す
口もとが見える距離でゆっくり話しかけると、音の作り方が伝わりやすくなります。

よく噛んで食べる
食事は、舌やくちびるをたくさん使う場面です。よく噛んで食べていれば、発音に使う筋肉も毎日動かすことになります。
発音のご相談で行うこと
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気になる音をうかがいます
どの音が言いにくいのか、いつごろから気になっているのかを教えてください。園や学校で困っていることがあれば、それもうかがいます。
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舌と歯ならびを確かめます
舌の動きと舌小帯(舌の裏のすじ)を見て、歯ならびやかみ合わせも確認します。
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歯科でできることをご説明します
舌の使い方や歯ならびのことで、歯科で対応できるところがあればお伝えします。
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舌の使い方を練習します
必要な場合は、家で遊びながら続けられる舌の練習をお伝えします。
よくあるご質問
何歳から相談できますか?
ことばが出はじめたころから、いつでもご相談ください。就学前の健診で指摘されたというご相談も多くいただいています。
舌小帯が原因でしょうか?
舌小帯が関わっていることもありますが、ほかの理由が重なっていることも多いので、舌の実際の動きを見たうえでご説明します。
矯正をすれば発音はよくなりますか?
かみ合わせが変わって出しやすくなる音もありますが、矯正だけで発音が直るとはお約束できません。舌の使い方の練習とあわせて考えていきます。
あわせてご覧ください
このページは、一般的な情報をご紹介するものです。お口の状態には個人差があり、書かれていることがすべての方に当てはまるわけではありません。気になる点がありましたら、歯科医師にご相談ください。
掲載している写真には、イメージ写真を含みます。症状の説明に使っている写真は、実際の患者さんではありません。
医療法人社団愛北 オーク歯科クリニック(北海道釧路市昭和中央4丁目18-1 イオンモール釧路昭和店1F)


