小児矯正はいつから?歯並びの種類で決まる相談の時期と費用の目安

平日 9:00-12:30/14:00-17:30土曜 9:00-17:00 休診:日曜・祝日

小児矯正はいつから?歯並びの種類で決まる相談の時期と費用の目安

矯正・歯ならび2026年9月21日(更新 2026年10月22日)

小児矯正をいつから始めるかは、年齢よりも歯並びの種類と、あごが成長する時期で決まります。受け口は3〜5歳ごろ、左右どちらかのかみ合わせだけが反対のときは気づいた時点で相談を考え、出っ歯や前歯のガタガタは前歯が永久歯に生えかわるころに判断することが多いため、同じ学年のお子さんでも始めるタイミングはばらばらです。どの歯並びでも、気になったときに一度お口を見せていただければ、今すぐ始めたほうがよいのか、何年か様子を見てよいのかをお伝えできます。釧路市のオーク歯科クリニックでは、矯正のご相談は無料です。

受け口が気になる方は、子どもの受け口は3歳が相談の目安|自然に治るかの考え方と様子見の期限もあわせてご覧ください。

小児矯正を始める時期は年齢よりも歯並びの種類とあごの成長で決まります

子どもの矯正は、どの歯並びを、あごの成長のどの時期に整えたいかに合わせて始める時期を決めます。成長しているあごの骨のバランスを整えながら、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保していく治療だからです。歯並びの種類によって働きかけたいところが違うため、「何歳になったら始める」という一つの答えにはなりません。たとえば受け口のように下あごが前に出ている状態と、上の前歯が前に出ている状態とでは、相談に来ていただきたい年齢が数年違います。始める時期を考えるときは、お子さんの年齢だけで判断せず、どの歯並びが気になっているのかを先にはっきりさせておくと、歯科医院で相談するときに話がしやすくなります。

子どもの矯正治療は、表1のように、乳歯と永久歯が混在する時期に行う「Ⅰ期治療」と、永久歯が生えそろってから行う「Ⅱ期治療」に分けて説明されることがよくあります。Ⅰ期はあごの成長を利用する治療なので時期が限られ、Ⅱ期は大人になってからでも受けられます。Ⅰ期で歯が生えるスペースを確保しておくと、歯を抜かないで済む場合がありますが、Ⅰ期を受けたからといってⅡ期が不要になるとは限りません。

くらべるところⅠ期治療Ⅱ期治療
時期乳歯と永久歯が混在する混合歯列期永久歯が生えそろったあと
目的あごの成長を利用した土台づくりと、歯並びを乱す原因のクセの見直し一本一本の歯の位置とかみ合わせ、見た目の仕上げ(本格的な矯正)
おもな装置の例取り外しのできるマウスピース型の装置や、あごの幅を拡大する装置ワイヤーの装置や、マウスピース型の矯正装置
あとからでも受けられるかあごの成長を利用できる時期に限られる成人してからでも可能
表1 Ⅰ期治療とⅡ期治療の違い

早期に始めるほど良いとは限らない点にも注意が必要です。早期治療のメリットは成長期の歯やあごの骨をコントロールしやすいことですが、必要な時期より早く装置を使い始めると、通院や装置の管理を続ける期間が延び、お子さん本人と保護者の方の負担が増えるデメリットもあります。反対に、あごの成長を利用したい歯並びで開始が遅れると、使える選択肢が減り、別の治療を組み合わせる可能性があります。当院では、検査の結果を見てから始める時期をご提案します。

相談の目安は受け口なら3〜5歳ごろで、出っ歯やガタガタは前歯が生えかわるころです

受け口(反対咬合)は、乳歯が生えそろう3歳ぐらいまで様子を見て、自然に治らなければ相談するのが目安です。日本小児歯科学会はこのように勧めたうえで、4〜5歳ごろには精密な検査と治療ができると説明しています。受け口は永久歯への生えかわりの時期に自然に治ることもありますが、ご家族に受け口の方がいるなど遺伝的な要因があると、自然には治りにくいとされています。上下のあごの骨のバランスに大きな問題がなければ、乳歯の時期に簡単な装置で比較的早くかみ合わせを改善できることもあるため、受け口が気になったら小学校に上がるのを待たずにご相談ください。早めの対応が必要なケースもあります。

ほかの歯並びも含めた相談の目安は表2のとおりです。左右どちらか片方のかみ合わせだけが反対になっている場合は、あごの発達が左右均等に進まなくなることがあるため、気づいた時点で早めの受診が勧められています。一方で、上の前歯のすき間のように、生えはじめに一時的に見られて自然に閉じることが多いものもあり、そうした歯並びは定期検診で経過を観察します。

気になっている歯並び相談の目安その時期を目安にする理由
受け口(下の歯が前に出ている・反対咬合)3〜5歳ごろ4〜5歳ごろには精密な検査ができ、治療も可能になるため
左右どちらかのかみ合わせだけが反対気づいたときあごの発達に左右差が出ることがあるため
上の前歯が前に出ている(出っ歯・上顎前突)前歯が永久歯に生えかわるころ前歯の傾きと下あごの成長の様子を見て判断するため
前歯のガタガタ(叢生)前歯が永久歯に生えかわるころ永久歯の大きさと、あごの幅を比べられるようになるため
上下の前歯がかみ合わない(開咬)気づいたとき指しゃぶりや舌で前歯を押すクセが関係していることが多いため
上の前歯のすき間となりの歯と犬歯が生えたころ生えはじめのすき間は、自然に閉じることが多いため
口がいつも開いている気づいたとき矯正の前に、呼吸とお口の使い方を調べる必要があるため
表2 歯並びの種類ごとの相談の目安

上の前歯のすき間は、となりの歯が内側から生えてきたり、犬歯が八重歯になって生えてきたりすると自然には閉じないため、その場合は治療を考えます。表2の時期はあくまで目安で、同じ出っ歯でも原因があごの骨格にあるのか、前歯の傾きにあるのかで対応は変わります。目安の年齢を過ぎていても、気になる歯並びを放置せず、早めにご相談ください。

歯並びが気になったら6歳頃までに一度見せていただくと次に見る時期を決められます

当院では、歯並びが気になるお子さんには6歳頃までにできるだけ早くご相談いただくようお伝えしており、6歳くらいまではあごの骨の成長を利用した予防矯正ができます。相談に来ていただく時期と治療を始める時期は別のもので、一度お口を拝見しておけば、今すぐ始めたほうがよいのか、何年か様子を見てから判断すればよいのかをお伝えできます。生えかわりが進んでからもう一度見せていただくようお伝えすることもあり、次に見せていただく時期が決まっていれば、それまでの間の不安も軽くなります。歯並びについてほかの歯科医院で「様子を見ましょう」と言われていても、歯並びの悩みや疑問があれば遠慮なくご相談ください。

相談に来るかどうか迷っているときは、次のような点をご家庭で見てみてください。当てはまるものがあれば、年齢にかかわらず一度見せていただく目安になります。

おうちで見ておきたい歯並びとお口のサイン

  • かみ合わせたときに、下の前歯が上の前歯より前に出ている
  • 正面から見て、上下の前歯の真ん中が左右にずれている
  • 奥歯でかんでも、上下の前歯の間にすき間がある
  • テレビを見ているときや寝ているときに、口がいつも開いている
  • 指しゃぶりや爪をかむクセが続いている

乳歯が足りない、2本の歯がくっついて生えているといった場合も、永久歯の数や生える場所を調べるため、生えかわりのころにあご全体のレントゲンを撮っておくと将来の歯並びの見通しが立てやすくなります。

口呼吸や指しゃぶりなどのクセがあるときは装置より先にお口の使い方を整えます

歯並びが悪くなる要因のうち、指しゃぶりや口呼吸などの生活習慣は、ご家庭と歯科医院で見直せる部分です。日本小児歯科学会は要因として、乳歯を早く失うこと、歯とあごの大きさのバランス、遺伝に加えて、指しゃぶりや口呼吸、頬杖、うつ伏せ寝などの生活習慣を挙げています。このうち生活習慣によるクセは、装置で歯並びを整えても残っていると、装置を外したあとに歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」の原因になることがあります。たとえば前歯が生えかわる時期にできたすき間へ舌を入れて遊ぶクセが残ると、前歯がかみ合わなくなることがあります。そのため当院では、開咬や口がいつも開いている場合、装置の話をする前に原因を調べます。

クセ・習慣歯並びへの影響の例当院で見ること
口呼吸・口がいつも開いている舌の位置が下がり、上あごの幅や前歯の傾きに影響呼吸のしかた、唇を閉じる力、姿勢
指しゃぶり・おしゃぶりの長い使用前歯のすき間、上の前歯が前に出る傾向指しゃぶりのクセ
舌で前歯を押す飲み込み方上下の前歯がかみ合わない状態(開咬)飲み込みと発音のときの舌の動き
頬杖・うつ伏せ寝・いつも同じ向きで寝る左右どちらかのかみ合わせのずれ姿勢のクセ
よくかまない・やわらかい物が多い食事あごの発達が足りず、永久歯の並ぶスペースが不足飲み込み方と食事の姿勢
表3 歯並びに関係するクセと、当院で見ること

当院では、舌や唇、頬などの筋肉を鍛える口腔筋機能療法(MFT)を取り入れており、矯正の装置と並行してお口のトレーニングをご案内しています。口呼吸や舌のクセ、悪い姿勢などを改善しておくと、矯正治療後の後戻りの心配も軽減できます。鼻がつまりやすく口を閉じると苦しそうな場合は、トレーニングだけでは口呼吸が改善しにくいことがあるため、必要に応じて耳鼻科や言語聴覚士などと連携します。トレーニングは日常の生活の中で続けることが基本で、かみごたえのある食べ物をよくかんで食べること、足の裏が床につく姿勢で食事ができる環境を整えることも、あごの発育とお口の健康を支えます。トレーニングの効果の出方には個人差があり、どのくらいの変化が期待できるかは通院のたびにお伝えします。

当院では無料相談から精密検査と診断をへて同意をいただいてから治療を始めます

当院の小児矯正は、無料相談で呼吸や飲み込み、姿勢などのクセを見て、精密検査の結果をもとに治療計画をご説明し、保護者の方の同意をいただいてから始めます。治療計画に同意いただけない限り治療を進めることはなく、治療を強要することもありません。相談の日に治療を始めるかどうかを決めていただく必要はなく、資料を持ち帰ってご家族で考えていただけます。図1は、当院での相談から治療開始までの流れです。

  1. 無料相談:お口の中を拝見し、歯並びの乱れの原因となる呼吸や飲み込み、姿勢などのクセをチェックして、今の状態と考えられる方法をお話しします
  2. 精密検査:パノラマレントゲン、お口の中とお顔の写真撮影、唇の閉じる力を調べる検査、歯型の採取などで、今の歯並びとお口の機能を調べます
  3. 診断とご説明:検査の結果をもとに、始める時期、使う装置、期間、費用をご説明します
  4. 治療開始:同意をいただいてから装置を作り、定期的に通院していただきながら歯の動きとお口の様子を見ていきます
  5. 保定:歯並びが整ったあとは、後戻りを防いで歯並びを定着させるための保定期間に入ります

図1 当院の小児矯正の流れ

テーブルで保護者と子どもが歯科医院のスタッフから説明を受けている様子
相談の日は、今の状態と考えられる方法をお話しするところまでで、治療を始めるかどうかはご家族で決めていただけます。※写真はイメージです。

検査では、唇の閉じる力を測る機器を使うと、力の強さが数値で表示されます。必要なときは、立体的にお口の中を確認できるCTや、顔の骨格と歯の位置の関係を調べるセファロレントゲンも使って判断します。治療が始まってからは、装置の使用状況や定期的な通院など、患者さんの協力の度合いが治療の結果や期間に影響するため、歯科医師と歯科衛生士が治療中のお悩みにお応えしながら、矯正がスムーズに進むようサポートします。治療中も定期的にお口の管理を続け、むし歯を防ぐための歯ブラシの使い方をお伝えします。

小児矯正の費用の目安は装置を合わせて50〜80万円(税込)で分割払いができます

当院では矯正のご相談は無料で、検査・診断に5,500円(税込)、装置を合わせて50〜80万円(税込)が目安です。小児矯正は保険の対象にならない自由診療です。この目安は、プレオルソとネオキャップ・ビムラー矯正の費用を合わせたもので、どの装置をいつから使うか、途中から別の装置を使うかによって変わります。お支払いは現金・クレジットカード(自費のみ)・デンタルローンからお選びいただけ、分割払いもできます。当院の診療は予防を中心としており、費用も含めて無理のない方法をご家族と一緒に検討しますので、気になることは相談の日にそのままお話しください。

プレオルソは、歯そのものを直接動かすのではなく、口の周りの筋肉や舌のクセなど歯並びが悪くなる原因を改善することで、間接的に歯並びの改善を目指す装置です。使い始めてから変化が見えず迷ったときの見直し方は、プレオルソが失敗する5つの原因の記事も参考にしてください。

プレオルソ(小児予防矯正)|費用とリスクについて

やわらかいマウスピース型の装置を、日中の一定時間と就寝時に使う小児の予防矯正です。

矯正相談無料

主なリスク・副作用

  • 取り外し式のため、装着時間が不足すると良好な結果が得られません
  • 歯並びを完全に整えるものではなく、あごの成長と口のまわりの使い方を整えることを目的としています
  • お子さんの成長のしかたによっては、のちに別の矯正治療が必要になる場合があります
  • 装置装着後、痛みや違和感を感じることがあります
  • 歯磨き等のセルフケアを怠ると、むし歯や歯周病のリスクが高くなります

自由診療です。保険は適用されません。お支払いは月々5,900円〜(軽度の症例・デンタルローン84回払いの場合)の分割にも対応しています。

ネオキャップ・ビムラー矯正は、乳歯にかぶせるネオキャップと、就寝時に使う取り外し式のビムラー装置を組み合わせ、お子さんの舌の力やかむ力を利用して歯並びを整える方法です。当院はNeo-Cap System 認定医院で、6〜7歳頃までに始めることを目安にしており、治療期間はおおよそ4〜5年です。開始する年齢が遅いほど、ほかの治療法を組み合わせる可能性があります。

ネオキャップ・ビムラー矯正|費用とリスクについて

取り外し式の装置を就寝時に装着し、上下のあごの骨の成長を導いて、大人の歯が並ぶ場所をつくることをめざす矯正方法です。

矯正相談無料
検査・診断料5,500円(税込)
装置代(ネオキャップ・ビムラー矯正)550,000円(税込) ※症例により追加費用をいただく場合があります
毎月の調整料無料
治療期間の目安おおよそ4〜5年(永久歯が生えそろい、状態が安定するまで)
通院の間隔約1か月ごと

主なリスク・副作用

  • ゆっくり歯を動かすため、最低4年ほど期間がかかります
  • 装着時間が不足すると、良好な結果が得られません
  • 夜寝るときに装置をお口に入れておく必要があります
  • 生涯の歯並びを保証するものではありません(成長により通常矯正が必要になる場合があります)
  • 症状が改善されない場合は、他の矯正治療に移行する場合もあります

自由診療です。保険は適用されません。お支払いは月々5,900円〜(軽度の症例・デンタルローン84回払いの場合)の分割にも対応しています。

よくあるご質問

子どもの矯正に保険は使えますか

歯並びを整える小児矯正は自由診療です。当院は、顎変形症など保険の対象となる矯正にも対応できる施設基準を満たしていますので、お子さんの矯正が保険の対象になるかどうかは検査のうえでご説明します。

中学生になってからでも矯正はできますか

できます。中学生になると、あごの成長を利用する方法は使いにくくなりますが、歯を並べる治療は永久歯が生えそろってからでも受けられます。お子さんの矯正はどの年代でもやれることがあり、年齢と生えかわりの進み方に合わせた方法を検査のうえでご説明します。

装置を嫌がって続けられないのではと心配です

治療の初期は痛みや違和感が出やすくなりますが、1週間前後で慣れてくることがほとんどです。装置を使う目的をお子さんの年齢に合わせた言葉で伝えておくと、本人が自分から装置を入れようとする気持ちが育ちやすくなります。続けにくいと感じたときは、我慢させずに通院の際にお話しください。

あわせて読みたい

お子さんのお口のこと、まずはご相談ください

治療をするかどうかは、お話を聞いてから一緒に決めます。診察台に座らなくても大丈夫です。

この記事の作成 オーク歯科クリニック オーク歯科クリニック(北海道釧路市・イオンモール釧路昭和店1F)

お子さんのお口の育ちについて、保護者の方に知っておいていただきたいことを当院でまとめています。診療の考え方と院長の経歴は院長紹介をご覧ください。

このページは、お子さんのお口の育ちについて一般的な情報をご紹介するものです。お口の状態や育ちには個人差があり、書かれていることがすべてのお子さんに当てはまるわけではありません。気になる点がありましたら、歯科医師にご相談ください。
オーク歯科クリニック(北海道釧路市昭和中央4丁目18-1 イオンモール釧路昭和店1F)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール